
ジャパンラグビートップリーグカップ戦の決勝戦、サントリーvsトヨタ自動車の試合が1月19日に秩父宮ラグビー場で行われました。
その結果、34-43でトヨタ自動車がサントリーに勝利し、初代カップ戦王者となりました。
トヨタが後半のトライラッシュでサントリーを振りほどく
試合開始早々、まず先制したのはトヨタでした。前半4分、サントリーのゴール前に攻め込むと、CTBイェーツ・スティーブンが相手ディフェンス2人を引きずりながらゴールラインに倒れ込んで先制トライ、更にLOジェイソン・ジェンキンスも続き、12-0とします。
しかし、トヨタのFL佐藤穣司のシンビンもあり、サントリーも反撃に転じます。トヨタディフェンスの一瞬の隙をついて連続攻撃をしかけると、最後はライン際で待ち受けていたWTB成田秀平がトライ。さらにSO田村煕のPG、ラインアウトからのモールトライで12-13一気に逆転されてしまいます。
何とか流れを戻したいトヨタは、前半34分にサントリーゴール前に攻め入ると、SO樺島亮太がディフェンスのギャップをついてトライ。19-13として前半を折り返します。
前半最後のトライで流れに乗ったトヨタは、後半にも3分、7分、9分と3連続トライ。サントリーもWTB尾崎晟也の連続トライなどで食い下がりますが、逆転を許さず、43-34でトヨタがリードを守って勝ち切りました。
リーグ戦は4位に終わったトヨタ自動車ですが、今シーズンから新設されたトップリーグカップで見事優勝を飾ることとなりました。
カップ戦の最終順位
カップ戦の最終順位は下記のようになります。
順位 | チーム名 |
---|---|
1位 | トヨタ自動車ヴェルブリッツ |
2位 | サントリーサンゴリアス |
3位 | パナソニック ワイルドナイツ |
4位 | クボタスピアーズ |
5位 | 東芝ブレイブルーパス |
6位 | 神戸製鋼コベルコスティーラーズ |
7位 | NTTコミュニケーションズシャイニングアークス |
8位 | キヤノンイーグルス |
9位 | リコーブラックラムズ |
10位 | NECグリーンロケッツ |
11位 | ヤマハ発動機ジュビロ |
12位 | 豊田自動織機シャトルズ |
13位 | コカ・コーラレッドスパークス |
14位 | Honda HEAT |
15位 | 宗像サニックスブルース |
16位 | 日野レッドドルフィンズ |
カップ戦の今後の展開に期待!
やっぱり、いつものメンバーと違うっていうのは、チームも違うつーか、ほんと何か違う感じで良かったっす!
まぁ、確かに外国人選手枠が多かったり、日本代表選手が出られなかったりと、色々とルールが違ったからな。普段のリーグ戦とは少し違う戦い方をしてるなってチームもあったよな。
さすが、塔矢先輩!ヤバイっす!
でも、サントリーとかパナソニックは上位だったんで、その辺は流石って感じっすかね。
今年はW杯ですけど、今後も続けた方がいい気がするっす!
今後も継続する方針みたいだし、トップリーグ全体の底力を上げる方向に展開していくといいな。
キャラクター紹介

小藪 鉄(こやぶ てつ)
能西高校2年のスクラムハーフ(背番号9番)。チーム1体は小さいが、チーム1うるさい。160cmに届かない身長がコンプレックス。試合中は上級生にも呼び捨てだが、状況判断能力などラグビーセンスは総じて高い。

志玲 塔矢(しれい とうや)
能西高校3年、副キャプテンを務めるスタンドオフ(背番号10番)。個性の強く衝突の多いチームメイトのバランスを取る苦労人。無駄な労力をかけないよう、効率的な生き方を心がけている。若くして後退気味のおでこを気にしている。