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レイトチャージ・レイトタックルとは
レイトチャージとは、相手キッカーへプレッシャーを与える”チャージ”(画像のようなプレイ)や妨害を、完全に蹴り終わった後のプレイヤーに対して行った場合に取られる反則です。
それに対して、レイトタックルはボールを離したあとの選手にするタックルとなります。
どちらの反則も相手ボールのペナルティキックで再開となります。
また、悪質性が高いと判断された場合、一発シンビンや出場停止処分、チームとしての処分にまで繋がりかねません。
それだけ、危険性の高い反則行為ということです。
レイトチャージが起こりやすいシチュエーション
チャージに行く勢いのまま、相手選手への衝突をしてしまう場合がほとんど。
間に合わないと判断したら、相手への妨害行為にならないように相手の横を通るようにするなどの対処が必要です。
レイトタックルが起こりやすいシチュエーション
故意でなければ、パスを出した後、キックを出した後、勢い余ってタックルするケースが多く見られます。
ボールが離れるのとほぼ同時であれば反則にはなりませんが、パスを出したことを確認できるだけの時間があると判断されればペナルティを取られることになります。
レイトチャージ・レイトタックルを取られないためには
レイトチャージ・レイトタックルは”遅すぎる”と判断された場合に取られるので、しっかりとボールの所有者を判断し、間に合わなかった場合の為の逃げるコースを考えておくと良いでしょう。
悪質なレイトチャージ・レイトタックルの危険性
パスやキックでボールを離したあとというのは、どんな選手でも気が抜けてしまうもの。
その無防備な状態でタックルを受ければ、単純に怪我の危険が高くなります。
うまく受け身を取れず、頭などを強打すれば、四肢の麻痺などの障害や最悪の場合は命にも関わります。
また、タックルをした方にも罪の意識が残るでしょうし、明らかな故意性が認められれば刑事告訴される可能性もあり、その後の人生も大きく狂ってしまいます。
悪質なレイトチャージ・レイトタックルには、被害者側のみならず、加害者側もただでは済まない行為だと肝に命じましょう。
故意にレイトチャージ・レイトタックルを行う理由とは?
では、何故、そんな危険な行為を行ってしまうのでしょうか。
キープレーヤー潰し
一つは、キープレーヤーに怪我をさせるという目的、いわゆる『潰し』と言われる行為です。
ラグビーに限らず、その存在だけで試合の結果をも左右するキープレーヤーという人はいます。
その人が怪我をしてプレーできなくなれば、勝つ確率が上がると考えてしまうことも、ないとは言えません。
しかし、相手の怪我に頼るような方法での勝利には意味はなく、また、真の勝利とも程遠いでしょう。
誰もが納得する形での勝利を目指し、負けたとしても相手の実力を素直に讃えるのが、紳士のスポーツであるラグビーのあるべき姿です。
試合中のフラストレーション
また、試合中のフラストレーションからこのようなプレイを起こす選手もいます。
しかし、一時の感情に支配された行動が、相手と自分の人生に大きな禍根を残すこともあります。
たとえ、相手のマナーが悪かったり、挑発を受けたとしても、それに乗ってはいけません。スポーツマンシップに則り、正々堂々とフェアプレイで打ち倒すことを心がけましょう。
レイトタックルしたことある?
かなりわざとに近くないと取られへんし、そうなるとシンビンもんやからやったとしても割りに合わへんし。
取られへんようにゆっくりタックル行くからな!