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フェアキャッチ(マーク)とは
フェアキャッチとは、キックされたボールを自陣22メートルラインの内側、つまり22メートルよりも自陣側でノーバウンドでキャッチし、同時に「マーク」とコール(声に出す)することでフリーキックを得ることができるルールのことです。
コールの名称そのままで、『マーク』と呼ばれることもあります。
フェアキャッチ(マーク)の条件
フェアキャッチ(マーク)をするためには以下の3つの条件が揃っていなければなりません。
- 自陣22メートルラインの内側(自陣側)に位置していること
- キックされたボールをノーバウンドでキャッチすること
- キャッチと同時に「マーク」とコールすること
注意しなければならないことは、「マーク」のコールがレフリーに聞こえなければフェアキャッチは有効とならない点です。
ですので、フェアキャッチをする場合はレフリーに「マーク」のコールが聞こえるように大きな声で言う必要があります。
フェアキャッチ(マーク)を使うシチュエーション
フェアキャッチをするかどうかの判断は、相手チームからのプレッシャーの強さが基準となります。
キックをキャッチする際に相手チームのディフェンスが迫ってきている場合、つまりプレッシャーが強い場合は、フェアキャッチをすることによってフリーキックを得ることができますのでプレーを止めることができる上、ディフェンスはフェアキャッチした地点から10メートル離れなければなりません。
つまりフェアキャッチすることによって、キャッチした選手はプレッシャーを受けずに落ち着いて次のプレーに移ることができます。
一方、フェアキャッチをしないケースとは上記の逆のシチュエーションで、ディフェンスが迫ってきていない場合、つまりプレッシャーが弱い場合はフェアキャッチをしない、という判断をします。
フェアキャッチをすることでプレーを止めることができますが、逆にキャッチした選手はフェアキャッチをした地点からリスタートをしない限り、前に進むことができません。
キックをキャッチした選手はフェアキャッチをしないで攻撃に転じることによって前進することができる他、ディフェンス側の陣形が整っていないことが多いのでより効果的な攻撃ができる可能性が高くなります。