【ラグビールール解説】トライについて


トライシーンの画像

トライとはラグビーにおける得点方法の一つです。

トライは、攻撃側のプレーヤーが相手側のインゴールでボールをグラウンディングすることによって5点を獲得することができます。
また、トライ後には、コンバージョンキックのチャンスが与えられ、キックが成功すると追加で2点を獲得することができます。

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トライの名前の由来は?

トライの由来は英語の「Try」です。その和訳は「試み」「試す」。
なぜ、サッカーなどのスポーツと同じ「ゴール」ではなく、「トライ」という言葉が使われるようになったのでしょうか?
その秘密は、ラグビーが発祥した当時のルールと関係があります。

現在のラグビーでは、トライを取ることで得点を獲得することができますが、ラグビーが始まった頃のルールではトライには得点がありませんでした。また当時のルールではコンバージョンキックが決まるとそこで試合終了で、いわばこれがゴールだったんですね。
つまり、トライという言葉は、「トライをすることでコンバージョンキックを試みることが出来る」という意味から生まれたと考えられています。

特殊なトライのパターン

次のようなシーンでは、実際に攻撃側の選手が防御側のインゴールにグラウンディングしていない場合でもトライを認められるケースがあります。

認定トライ(ペナルティトライ)

認定トライ(ペナルティトライ)とは、相手側の不正なプレーが無ければ、間違いなくトライを得られたとレフリーが判断した場合にゴールポストの中央にトライが与えれることを言います。

ゴール前でのコラプシングの繰り返し

コラプシングとはスクラム、モール、ラックを故意に崩す反則を言います。
強力なFWを擁するチームがゴール前でモールスクラムを使ってトライを狙う際にDF側のチームが我慢しきれなくなり、スクラムやモールを崩してでも相手を止めようとする(=コラプシング)場面が発生します。

何度も繰り返される場合にはペナルティトライになることがあります。かつてFWの明治、BKの早稲田と言われていた頃の早明戦では、ゴール前の攻防戦でこのような場面が見られました。

決定的シーンでのインテンショナルノックオン

インテンショナルノックオンとは故意にノックオンをする反則です。
ゴール前で攻撃側がパスしたボールが繋がればトライになるというような決定的な場面で、そのボールをカットするために防御側がボールはたくことでノックオンが発生します。

しかし、この故意のノックオンがなければ攻撃側のトライになったであろうと判断された場合にはペナルティトライとなることがあります。

  

ポールカバーへのグラウンディング

ポール(ゴールポスト)及びポールに巻かれているポールカバーはインゴールに含まれるゴールラインの一部です。よって攻撃側プレーヤーがポールカバーと地面に同時にボールをグラウンディングした場合はトライが認められます。

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トライは5点じゃなかった!?点数の変遷とは?

由美
というわけで、ラグビーの得点の基本であるトライについてわかってもらえたかな?
英須
えーっと、とりあえずトライすれば5点入るってことは・・・。
由美
あはは。まぁ、それだけわかってればとりあえずOKかな。
英須
でも、昔はトライしても点数にならなかったって何か意外でしたね
由美
うん、そうだよね。
でも、トライに得点がつくようになってからも、最初は5点じゃなかったんだよ
英須
え、そうなんですか?
由美
そう、トライの点数の変遷はこんな感じだね。
  1. 1948年:トライが3点に改正
  2. 1971年:トライが4点に改正
  3. 1993年:トライが5点に改正
英須
1993年って、本当に最近じゃないっすか。
っていうか、こんなにコロコロ得点が変わるって大丈夫なんすかね?
由美
うーん、ラグビーって結構ルール改正が多いスポーツっていうことでも有名なんだよ。
トライの得点だけじゃなくて、大小合わせて数年単位でどんどんルールの見直しがされてるの。
英須
へー。なんで、そんなにルールが変わるんですか?
見てる方もやってる方もややこしくないっすか?
由美
うーん、まぁそれは偉い人が決めてるから、私からは何とも。
でも、基準としては、見てる人が面白いかどうか、っていうのが大きな基準みたいね。
英須
見てる人?
由美
そう、社会人やプロのスポーツって経済活動としての側面もあるの。
そのためには、面白い試合を見せて、お客さんに楽しんでもらわないといけないよね。だから、よりお客さんを惹きつけるようなルール作りをしてるんだよ。
英須
選手だけじゃなく、運営側も一緒になって盛り上げようとしてるってことか。じゃあ、このトライの点数も?
由美
だね。
トライが0点だった時は、トライ10本とってもキックが決まらないと試合に勝てなかった。見てる方としても、あんまり納得いかないよねっていうことでトライに得点ついた。トライが決まるとお客さんも喜ぶようになって、どんどん重要性が増していったっていう感じなのかな。
英須
確かに! やっぱり、試合見ててもトライのシーンが一番盛り上がりますもんね!
由美
うんうん! だからもしかしたら、今後、トライが6点になったりすることもあるかもしれないね。
英須
おー! そうなると、ますますエースとしての俺の力が重要になるわけですね!?
由美
そうだね! じゃあ、未来のエースの調子が出て来たところで、次のルールの勉強行ってみよっか?
英須
隼 英須、トライを取るために走り込み行って来まーす!!
由美
あっ! 逃げた!!