こちらの記事は『初心者向け』です!
あまりラグビーに馴染みがない方、最近初めて興味を持った方などを対象に記事を作成しています。

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インサイドセンターとアウトサイドセンターで役割が違う!
先ほども触れた通りインサイドセンターとアウトサイドセンターとでは求められる役割が違っています!
それではインサイドセンターとアウトサイドセンター、それぞれ説明していきます!
インサイドセンターは第二の司令塔
精度の高いパスで味方を生かせ!
第二の司令塔と言われている通りインサイドセンターは高いパススキルが要求されています。
精度の高いパスで他のスリークォーターバックスやフルバックにボールを供給することはチームの攻撃の勢いに繋がりますので、欠かせないスキルと言えるでしょう!
自ら突破できる強靭なフィジカル

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第二の司令塔と言えどもやはりスリークォーターバックスであるインサイドセンターはかなりの頻度でコンタクトプレーが要求されます。
特に外側にスペースがないときは内側でポイントを作る場面が多く、BKではインサイドセンターもコンタクトプレーを最も多くするポジションの1つです。
写真を見ても分かる通り、2015W杯での南アフリカ戦ではインサイドセンターで出場した立川理道選手が突進しています。
特にフィジカルで差がある相手との試合ではFWに近いところでポイントを作る場面が多くなるので、インサイドセンターが突進する場面が多くなりがちです。
アタックでは突進してもきっちりボールをキープできる、ディフェンスでは相手のゲインを許さないようにしっかりタックルを成功させる狂人なフィジカルがインサイドセンターには必要です。
アウトサイドセンターはBKの切り込み隊長
続いてアウトサイドセンターについて説明していきます!
体を張ったプレーをやり通すことができるフィジカルと精神力
アウトサイドセンターはかなりコンタクトプレーが多く、BKの中で最も身体的な負担が大きいポジションと言えるでしょう。
アタックではディフェンスラインに正面から突進するだけではなく、外側で発生するボール争奪戦に参加、ディフェンスではスピードのある選手相手に広いスペースを守らなければなりません。
アウトサイドセンターにはコンタクトプレーを何度も繰り返すことのできるフィジカルの強さと我慢できる精神力が必要なのです。
トライを取りきるためのスピード
アウトサイドセンターは広いスペースがあるところにポジショニングしており、BKでトライをする際は関わることが多いポジションです。
ボールをもらって相手を突破し、敵のフルバックを引きつけて味方ウイングにパスしてトライを演出する、若しくは自らフルバックを抜き去ってトライを奪うなどのプレーが期待されています。
守備範囲が広いアウトサイドセンターにスピードは欠かせない能力と言えるでしょう。
トップリーグの注目センター

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立川理道選手(天理高校→天理大学→クボタスピアーズ)
2015年W杯ではインサイドセンターとして活躍、2016年秋から日本代表の共同主将としてチームをまとめる日本代表51キャップを保有する主要選手の1人。元々スタンドオフでプレーしており、今はインサイドセンターとスタンドオフを兼任。サンウルブズにも選出されている日本代表BKには欠かせない選手。まだまだ活躍が期待できる選手で、2019年W杯も日本代表として暴れまわってほしい。

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山中亮平選手(東海大仰星高校→早稲田大学→神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
高校時代から注目されている選手で、ポジションはスタンドオフだったが、トップリーグではインサイドセンターでも活躍。日本代表10キャップを保有し、恵まれたサイズとスキルの高さは日本代表の中でもトップクラス。

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宮澤正利選手(桐蔭学園高校→早稲田大学→ヤマハ発動機ジュビロ)
日本代表経験はないものの、注目すべき点はサイズで170cmながらアウトサイドセンターでコンスタントに出場している。サイズをカバーできるほどの余りあるラグビーセンスは多くの小柄なラグビー選手に勇気を与えている。