あまりラグビーに馴染みがない方、最近初めて興味を持った方などを対象に記事を作成しています。

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ウィングは足の速さとステップが最大の武器!
ウィングにはオープンサイドウィングとブラインドサイドウィングとがありますが、両方のウィング共に求められるのはやはり足の速さとキレの鋭いステップでしょう!求められる能力やスキルは似ていますがそれぞれのポジションで必要となる場面が変わってきます。
それではオープンサイドウィングとブラインドサイドウィング、それぞれ説明していきます!
オープンサイドウィングはトライゲッター!

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オープンサイドウィングとはバックスラインを形成しているサイドのウィングのことを言います。
誰にも追い付かれない俊足!
広いスペースでパスもできないため自分で走りきるしかない…、こんな状況で最も必要な能力は足の速さですよね!
広いスペースで前に敵が誰もいないケースもありますが、オープンサイドウィングが遭遇しがちなシチュエーションは1対1の場面です。
オープンサイドウィングに求められているのは誰にも追い付かれない足の速さ、もっと言えばトライを取りきる能力ということです!
タックルされても倒れない強い体幹
いつも前に敵が全くいない状況でボールを受けられるわけではないオープンサイドウィングは、タックルされても倒れない強い体幹が必要です!
多くの味方、特にFWから遠い場所でボールを持つことの多いオープンサイドウィングがタックルをされてすぐに倒れてしまうと敵の選手にボールに絡まれ、ターンオーバーされる危険が高くなってしまいます。
ボールをキープし続けるためにタックルされても倒れない強い体幹が必要なんです。
もっとも、体格が大きければタックルされてもなかなか倒されなくなるので大型な選手は体幹を鍛えなくてもいいかもしれませんが、体幹を鍛えるとより倒されなくなりますので、ウィングだけではなくラグビー選手にとって体幹は非常に重要な筋肉の1つですね!
ブラインドサイドウィングは韋駄天のエキストラマン!

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ブラインドサイドウィングとはオープンサイドウィングとは逆のサイドにポジショニングしているウィングのことを指し、攻撃のときは自由にラインに参加していくエキストラマンのような動きをします。
やっぱり足の速さは必要な能力
オープンサイドウィングと同様、やはり足の速さは求められている能力です。
バックスラインとは逆のサイドを1人で任されていると敵チームのブラインドサイドウィングと1対1になるケースもあるので、広いスペースをカバーできる足の速さが必要になります。
攻撃のフェーズが続くとバックスラインがブラインドサイドウィング側になるので、ブラインドサイドウィングでもオープンサイドウィングと同じ役割が必要になる場面が多々出てきます。
ディフェンスラインを切り裂く突破力!
オフェンス時にはエキストラマンとしてスタンドオフやインサイドセンターからボールをもらってディフェンスの間を突破する必要がありますので、ディフェンスに捕まえられない突破力が必要です。
突破力、それはつまり速いスピードと体幹の強さからくるブレない重心が合わさった力と言えるでしょう!
トップリーグの注目ウイング

山田章仁選手(小倉高校→慶應義塾大学→Honda HEAT→パナソニックワイルドナイツ)
2015年W杯でも活躍した日本代表23キャップを持つ山田選手は日本代表及びサンウルブズにも選出されている世界でも通用するラグビー選手の1人。山田選手の持つ決定力は日本代表でも随一。予測のつかない動きをするトライゲッター。2019年W杯でも活躍を期待したい。

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福岡堅樹選手(福岡高校→筑波大学→パナソニックワイルドナイツ)
日本代表23キャップを持ち、日本代表及びサンウルブズにも選出されている韋駄天。50mを5.8秒で走り、日本代表でも順調にトライを積み重ねている。2019年W杯に向けて着実に成長しているウィング。

画像参照:サンウルブズOFFICIAL SITE
江見翔太選手(学習院高等科→学習院大学→サントリーサンゴリアス)
関東大学対抗戦Bに所属する学習院大学出身という珍しい経歴ながら、大学2年時にU20日本代表に選出された後、ワールドカップセブンズに参加し、強豪チームサントリーサンゴリアスに入部。183cmと日本人選手の中では比較的大型のウィングで、サンウルブズにも選出された2019W杯での活躍を期待できる選手の1人。